こういうのを考えるのが好き

こんにちは。

今回は雑学。

呼吸法


雄叫び


呼吸法

ボクシングをやっていたころ、呼吸法についても

いろいろ教わりました。


・ロードワーク中の呼吸

・超回復させる呼吸



ロードワーク中の呼吸はリズムを意識しろと教わりました。

適当にするのではなく、

吸う・吸う・吐く・吐くを4拍子のようにです。

吸う・吸う・吐く、の3拍子でもどっちでも良いって言われたけど

理由は分かりません。笑


このリズムに合わせて脚を動かすのです。

実はマラソンランナーも一定のリズムを刻んで走っています。

高橋尚子選手が「Love2000」のリズムを刻んでいたのは

有名な話だと思います。(たぶん



この呼吸法に関しては、ロードワーク限定のようなもので、

実践で使えとは言われませんでした。

と言うか無理だと思う。



今思うと結局なんだったんだろうって調べてみると、

だいたい合ってた


一言でいうと走るためのリズム作りだそうです。

呼吸と手足の動きを連動するためのリズム。



ちなみに走るタイプの練習で一番地獄だったのは、

800mダッシュですね…。

800mを3分以内…を4セットです。(インターバル1分)


一本だけなら割とだれでもいけます。(当時ね


2本目からもうヤバい。

太もものあたりが悲鳴を上げ、口の中は鉄の味。

一周3分というのは1R3分だからです。

要するに1R~4Rを全力で動けるようにするための訓練ですね。


(4セット目まで3分以内に入れたかどうか記憶が定かではないです)



もうひとつはインターバル中の呼吸法です。


まずは全てゆっくりと吐き出す

お腹の下(丹田と言います)まで届くようにゆっくり吸う



身体の中の古い酸素を全て入れ替えるイメージです。


こうすることで「ゼーゼー」呼吸するよりも速く、

身体全体に新鮮な酸素が取り込まれ、

息を整えられるようになります。

あとはちゃんと吸い込めないから下を向くなって言われた。




で面白い事にこれ、空手にも同じ呼吸法があるんですね。

息吹”って言うんですけど、まず、



技名が付いているのズルくない?って思って。



と言うか武道・武術の技名ってカッコいいのばかり。

特に中国拳法系。

で、学生の頃ゲームをやっていると”短勁”っていう技が
あったんですね。


その頃は中国拳法の技、くらいの認識だったんですが、

改めて調べてみると、

短 = (距離)短い

勁 = 運動量(運動エネルギー)


要するにワンインチパンチのことだそうです。


ジークンドーと繋がった……!!


最近ジークンドーも興味津々でよく動画を見てるんですが、

ワンインチパンチの原理としては、

ボクシングのパンチもほぼ同じです。

力の伝え方です。


フックが分かりやすいですかね。(自分はサウスポーでした)

左前、右後ろのオーソドックスで、左フックを打つ場合、

左足のカカトを浮かせ、親指に力をいれ、カカトを外側に捻ります。

そのひねりを膝→腰→背中の順に回転で伝え、

最後にその回転を遠心力として肩に伝わらせます。


あとはその勢いに任せるだけ。

フックは打ち始めから打ち終わりまでヒジの曲げる角度は固定です。

(ヒジが曲がるのはラピットパンチやネコパンチですね)

なので本当に理論的には下半身からの回転力に任せるだけです。

これはストレートもアッパーも同じです。

正確には回転と体重移動かな、

最初にカカトを浮かせた時点で、浮かせる前と浮かせた後で、

体重が後ろ足に掛かるはずです。

左フックの場合、体重移動による後ろへの引き寄せと回転力ですね。


つまり腕力よりも下半身が重要と言っても過言ではありません。



これが振りかぶる腕力だよりの喧嘩パンチとの決定的な違いです



喧嘩パンチは押さえつけられた場合や、フェイントを混ぜない限り

経験者ならほぼ確実に避けられます。

と言うか振りかぶった時点で先に打ち込める。





井上尚弥選手はこういった力の伝わり方を

極限まで、究極までに極めた理想形なのだと思います。

超一流でも完璧なタイミングで意識して打つのは

難しいのではないかなと思います。

それはパンチ力だけで見た場合でも井上選手が

他の追随を許さない証明になっているのではないかなと。

(本人はパンチ力は無いって答えてましたし)


※ちなみにジークンドーは武道/護身というよりは、さつじん術寄りのものです。
 あくまでスポーツである格闘技とはそもそもの根源が違っていて、 
 例えばよくある「スパーリングしてみた」系の動画では
 ジークンドー本来の強さの半分も引き出せていないでしょう。
 陰と陽の違いですね。スポーツが陽、ジークンドー等が陰にあたります。
 
 ジークンドーを始めとするさつじん術系武術は、規制の強いyoutubeなどでは
 恐らくその真髄までは観られないでしょう。
 軍隊の戦闘術もそうですね。
 
  表の世界では見せられないようなもの。


 …気功系はだいたいガセです笑






(どこに行ったか分からない、こきゅー法のお話おわり)

雄叫び

ゴングがなった時、両手のグローブをバンって叩いて

気合をいれるシーンってけっこうありますよね。


これをもうちょっと深掘りしてみます。


実は、ゲームをしていると割と英単語を多く覚えられます。


その中で、『ウォークライ』って技があったりするんですね。


War Cry

直訳すると『戦いの叫び』

要するに雄叫びです。


では雄叫びの意味とは?


これは原初までさかのぼると『死への恐怖を打ち消すため』

だと思います。


『士気を高める』とも言えますね。

有名なロードオブザリングでも、終盤の戦場シーンで、

先陣に立つアラゴルンの台詞にこのようなものがあります。

ゴンドールとローハンの息子たち!わが同胞よ!
諸君の目の中に私をも襲うだろう恐れが見える。
人間の勇気がくじけて、友を見捨てる日が来るかもしれぬ。
だが今日ではない。
魔狼の時代が訪れ、盾が砕かれ、人間の時代が終わるかもしれぬ。
しかし今日ではない。
今日は戦う日だ!
かけがえのないすべてのものに懸けて踏みとどまって戦うのだ、西方の強者(つわもの)たち!

引用:サイトLoomings様 『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』よりアラゴルンの演説



赤文字にした部分、当時かっこよすぎて鳥肌たったのを覚えています。



明らかに劣勢であるにも関わらず、

主人公フロドの時間稼ぎのためだけに、大群に挑むわけです。

ほぼ絶望的な状況下のなか、

こうやって兵の士気を高めたんですね。

また、「私をも襲うだろう恐れ」とあるように、

アラゴルン自身にも不安があったのだとも読み取れます。

そしてこれに続いて全部隊が雄叫びを揚げるのです。

まさにWar Cry



で。雄叫びって姿かたちこそ変え、

現代でも垣間見えることがあります。



最初のグローブ合わせ。

これも恐怖や不安を打ち消し、闘争心を高める

一種のウォークライと言えます。




臆病な子が大声を上げて立ち向かうのも同じです。





逆に言えば、普段とてもとても態度のデカいやつが

大声を上げる時って、

実は恐怖を感じてるとも言えます。笑

これで相手が萎縮しなかったらどうしようとか

思ってるんじゃないでしょうか。笑



終わり。


そういえば弓矢や銃の流れ弾は

臆病者に当たるって聞いたことがあるけど、









当たる自信メチャクチャある。

コメント